席田(むしろだ)周辺契約農園

席田(むしろだ)農園主方々からのご挨拶

消費者の多様な嗜好にこたえて、富有柿を中心に収穫時期、甘さ、大きさ、色、食感の異なる甘柿を栽培しています。健康な柿を消費者の皆様に食べて頂くために、管理は大変になるのですが、柿の木が持つ自然力に任せる農法を実践しています。徹底して木、枝の密度を少なくすることで抵抗力が増し、病虫害に強くなり、農薬を多く使わずにすみます。また有機肥料を主に使用し、化成肥料を極力少なくすることで下草が勢いよく伸び、益虫のてんとう虫などが活躍できる生活の場ができます。こうして自然環境の保全にも努めています。岐阜県クリーン農業防除基準を守って防除を行うことで食の安全に留意し、お子様にも安心して食べていただける、自信をもっておすすめできる柿を生産していますのでぜひ一度ご賞味ください。心を込めてお客様のために選果してお送りいたします。

農園のご紹介

本巣市糸貫町は木曽三川の一つ揖斐川の支流の根尾川の扇状地のため水はけの良い砂礫の良質な土壌で、古くから富有柿の生産に適した特別な地区です。代々大切に受け継がれてきた70~80年の古木の富有柿は上品な甘さ、芳醇な香りがあり、若木にはない特徴です。柿倶楽部では、古木を有し知識と技術で高いレベルで管理されており、選別眼も極めて高い契約農園様のお品だけをお届けさせていただいております。土地の特性に合わせて6つの農場「富有柿園」「西村接ぎ木柿園」「巣南柿園」「早秋柿園」「富裕袋柿園」「蓆田干柿用渋柿園」に分けて品種に合わせた管理をしています。

栽培品種と柿農場

富有柿園(収穫品種:富有柿)

農園の中で最も面積が広く、収穫量の多い柿園になります。70年〜80年を経た富有柿の古木が中心の農園で、農園主の方々の子供のころから続いている宝の木ともいえる畑です。この畑の富有柿を食べた方は、「今までに食べたことのない美味しさ」として評判の富有柿が収穫できる畑です。古くなりすぎた木は若木を植えて、甘い大きな柿が収穫できるようにしています。若木には大きな実が結実しますが、甘さが不足するので、夏の終わりに実に袋をかけ、樹上で完熟させ甘さの高い「富有袋柿」にしています。

西村接ぎ木柿園(収穫品種:富有袋柿、太秋柿)

もともと西村柿は、9月に収穫できる甘柿として20年前に植えられたものですが、木は固く病虫害に強いことから接ぎ木の台木として活用しています。富有柿や太秋柿の枝を接いだ柿園に代えています。この圃場からは富有柿や太秋柿が収穫できますが、母木の西村柿の特徴である固さ、確実に実がつく性質を富有柿と太秋柿が受け継いでいます。この柿園は富有柿と太秋柿の混植園となっています。

巣南柿園(収穫品種:巣南柿)

巣南柿は富有柿から改良された品種で、本巣市の南の瑞穂市の巣南で開発された柿で、4L以上の大玉の柿になります。形と大きさの揃った見た目のインパクトはとても大きく一度は味わってみたい品種の一つです。果肉のきめはさほど密ではなく甘さは控えめですが、本来の富有柿より1週間ほど早く収穫できますので、秋に味覚をいち早く味わってみたい人におすすめです。苗を植えてから30年の成熟した大玉の富有柿の園です。

早秋柿園(収穫品種:早秋柿)

早秋柿は秋の夕焼けのように茜色に色づきます。10月上旬〜中旬に収穫できます。早秋柿は巣南柿と同じように甘さは控えめですが、柿の品種のうちでは最も色が「赤い」ことがおいしさを呼び、この時期に出回る利根柿や平種柿の渋抜きされた柿に比べてとても評判が良い品種です。

富有袋柿園(収穫品種:富有袋柿)

富有柿より2週間前に収穫できる松本早生富有と20年の若木の富有柿の混植園です。この園の富有柿は20年の若木なので実が大きくなります。そこで、袋をかけてじっくりと育てることで、糖度を上げていきます。管理の手間を惜しまず大きくしていくことで、「富有袋柿」としてお歳暮のご進物用として出荷しています。
柿の品種 収穫時期
利根 9月〜10月上旬 渋柿 渋抜きして甘柿として販売
平種 10月中旬〜11月中旬 渋柿 渋抜きして甘柿として販売
次郎 11月〜 甘柿
早秋 10月上旬〜10月中旬 甘柿
太秋 10月上旬〜10月中旬 甘柿
松本 10月中旬〜10月下旬 甘柿 早生の富有柿
巣南 10月下旬〜11月中旬 甘柿 大玉の富有柿
富有 11月〜12月上旬 甘柿 富有柿